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カイロプラクティックのレシピ(その9)

カイロプラクティックのレシピ(その9)

生命とは、一体何でしょうか。 生命が何をもって生命であるかを理解しなければ、生命体である「人間」に対して、何の影響も及ぼすことはできません。

人間は、二つの生殖細胞――精子と卵子が出会って受精卵となり、その一つの球体が細胞分裂を繰り返すことから始まります。 しばらくすると、そこに縦の一本線が現れます。これは私たちの背中にある脊髄の原型であり、この線を中心に上下と左右が決まっていきます。つまり、人はまず最初に「神経」を形成するのです。

その後、神経の先には各臓器や筋骨格系、感覚器官が形作られていきます。 私たちの頭の中は脳脊髄液で満たされており、脳はその中に浮かんでいます。この脳脊髄液は仙骨に向かって一斉に流れていきます。これが「一次呼吸」と呼ばれるものです。脳脊髄液は、脳から身体へ、身体から脳へと、絶えず循環し続けています。

カイロプラクティックには、この脳脊髄液の循環を促す「SOT(仙骨後頭骨テクニック)」という手法があります。日本におけるその第一人者と言えるのが、中島D.C.でしょう。 中島D.C.はかつて、私にこう仰いました。「人間というものを理解しろ」と。

人間は、内なる「欲望」を持っています。 何かを食べることでそれを取り込み、自分のエネルギーにしたいと願ったから、消化器官を形成しました。 何かに触れ、動かしたいと願ったから、手を形成しました。 遠くへ行きたいと願ったから、脚を形成しました。 環境を把握したいから目や耳を、そして膨大な情報を処理したいからこそ、脳を形成したのです。 欲望を実現するために、神経の先に、それを具現化するための「形」を創り上げてきたのです。

人の身体とは、魂の「やりたいこと」を実現するために具現化されたものに他なりません。

「生命」という目に見えない精神的なものに、その意志を具現化し実現させる「物質」が組み合わさったものが生命体です。人はもともと、物質的な側面だけでなく、精神的(スピリチュアル)な側面をあわせ持っている存在なのです。

だからこそ、私たちは「症状」だけに目を向けてはいけません。 症状として物質的な異常が起こっているのは明白ですが、その裏側にある「心」にも、何らかの異変が起こっているかもしれないからです。

身体とは、心の欲望を実現するための「道具」でもあります。 嫌々ながら仕事をしている人が、不思議と怪我を繰り返す場面をよく目にします。暴飲暴食で身体を壊すこともあります。これらはすべて、心と身体の繋がりを示唆しています。

人は「自然体」でいられる時、本来持っている力を最大限に発揮できます。 一度、ご自身の心に意識を向けてみてください。今の生き方は、あなたが本当に望んでいる形になっていますか? 望む未来を実現するために、まずは自分の身体を正しく、健やかに働かせていきましょう!

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