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カイロプラクティックとは?

 カイロプラクティックとは人間の骨格構造、特に脊椎や骨盤に著われる異常(サブラクセーション)に対して、手を用いて矯正(アジャスト)し、生体の神経生理機能の改善を図り、自己治癒力によって健康の回復と増進に寄与する学問と施術法です。また広義では体操、食餌、物理療法を含む治療法であり、その専門家がカイロプラクターと呼ばれ欧米では一般の医師と同様の資格と地位が約束されています。

 陸上のボルト選手やバスケのマイケルジョーダン、ゴルフのタイガーウッズなど、一流のスポーツ選手は専属のカイロプラクターと契約し、普段の食事や運動のアドバイスから、施術を受けて体の調整を行って試合に臨みます。矯正後は運動神経が上がるというデータもあります。

 日本でのカイロプラクティックはボキボキする矯正のイメージが強いですが、最新のカイロプラクティックは優しい技術もあり生後3か月の赤ん坊から100歳の方まで年齢を問わず、施術を受けることができます。

予防医学としてのカイロプラクティック

 神経の伝達を正常に直し、内臓機能の回復や自然治癒力を高めるカイロプラクティックは病気や老化の予防としても大きな役割をしています。当院ではプロスポーツ選手からアマチュア選手、政治家など多くの著名人をはじめ、一般の方々にも健康の維持と病気の予防としてカイロプラクティックを受けています。

病気になってから治療を行うよりも、もっと前に何かするべきことがあるのではないのでしょうか?

カイロプラクティックの歴史

 カイロプラクティックはアメリカで100年以上前にD.D.パーマー(Daniel David Palmer 1845-1913)により発見された新しい医療です。カイロプラクティックとは、パーマーの友人である。サムエル・ウィードによって名づけられました。D.D.パーマーは人間の病気の根本的な原因を研究していました。研究の中で、17年間耳が聞こえないというハービー・リラードの症状を調べておりました。脊柱を検査している際、椎骨が盛り上がり、瘤があることを発見しました。D.D.パーマーはその椎骨をもとに戻せば聴力が回復するのではないかと考え、リラードを説得して両手でその椎骨を押し込んだ瞬間、17年間失われていたリラードの聴力が回復したのです。それが1895年9月18日のことであり、世界で最初にカイロプラクティックが誕生した瞬間です。

カイロプラクティック創始者のD.Dパーマ

サブラクセーション

 カイロプラクティックにおける人体認識で、独自な概念『サブラクセーション』。その定義は『サブラクセーションとは、隣接関節構造の正常な動力学的、解剖学的、そして生理学的関係の変調である。』

 簡単に解説すると、ある関節をみた場合、動きの鈍さ、構造的な歪み、神経生理学の痛みや熱、コリなどがある。このようなとき、サブラクセーションが起きていると判断します。このサブラクセーションにより人体は様々な影響を受けます。

役割が変わった背骨

 人間の遠い祖先は4足歩行をする動物だと言われています。その頃の背骨は地面と平行でまっすぐ、家でいう梁の役割をしており、それから二足歩行になった背骨は地面と垂直になり梁から柱へと役割が変わったのです。その柱は骨盤という土台で支えられています。もし土台が傾いてしまったら、柱が歪むことは当然ですよね。それが多くのサブラクセーションの原因です。

 当院では痛みのある部位だけでなく、歪んだ柱を整えるのに全体の歪みを検査し、土台である骨盤を整えてから、サブラクセーションをアジャスト(矯正、調整)します。また、骨盤は二足歩行するのに適していないと言われています。そのため1日に17/1000ミリ歪むと言われており、日頃のケアも大切になります。

術後のケア

 日々の生活習慣による骨の歪みに対して、施術だけでなく、毎日の運動や栄養面から睡眠環境の改善などの物理療法など、総合的に生活習慣のアドバイスをしております。毎日の暮らしに少しずつ実践することで健康の維持・向上のサポートをします。

健康の分かれ道

 施術を受けるだけでは、一時的に身体の変化は見られることもありますが、根本の悪い生活習慣を改善しない限り、身体の状態は改善しません。現代社会で多くみられる悪い生活習慣を見直すこともカイロプラクティックの療法の一つです。施術に合わせ、日々の生活習慣を見直すことで健康の維持・向上へと導きます。
 当院では健康を維持していくために栄養療法・運動療法・物理療法による総合指導法の実践をご提案しています。実践するかどうかはあなた次第です。

カイロ哲学+栄養学 症例解説

※希望者には歪みチェックシートプレゼント

 

 神経は各臓器や筋肉へ指令を送り、意識しなくても勝手に臓器や筋肉を働かせます。その神経は背骨によって守られていますが、背骨が歪んでしまったとき、神経を圧迫してしまいます。

 そうすると、神経からの指令が上手く行かなくなります。臓器や筋肉は機能低下を起こしてしまいます。

機能低下によって、免疫力が下がったり、通常の機能を果たさなくなります。

 

 歪みチェックシートは背骨歪みから、神経の圧迫によって、どのような症状を引き起こしやすいのか、チェックできます。

体を歪ます悪い生活習慣

 片足に体重をかけて立つ、足を組む、下を向いてスマホをいじる、重いものを持ち上げる、急激な運動、いつも同じ手でカバンを持つ、パソコンや運転で長時間座る、あぐらをかく、やわらかいソファやベッド、同じ向きで寝る、枕が高いなど

 

 いまある身体の歪みは普段の生活習慣からつくられます。悪い姿勢は少しずつ背骨を歪ませ、やがて不調の起こし、本来治るはずの不調も治りにくくなります。

また、同じ姿勢をとり続けるのもよくありません。長時間座る場合は1時間に一回程度立ち上がり、身体を動かすと良いでしょう。

 

 正しい姿勢でいることで、使われるエネルギーも最小限で済みます。背骨の本来のS字湾曲を意識しましょう。仕事などでどうしても悪い姿勢になってしまう人は、正しいストレッチで綺麗な背骨にリセットさせましょう。

 当院では一人一人に合った自宅でできるストレッチを提案いたします。

神経圧迫による機能低下から併発が考えられる疾患

C1 神経衰弱、不眠症、半身不随、ヒステリー、神経疾患、めまい
C2 頭痛、ムチ打ち、斜頸、尿毒症
C3 難聴、眼疾患、肩こり、鼻疾患
C4 三叉神経痛、弱視、胃ケイレン、歯疾患、耳疾患、扁桃腺炎
C5 ムチ打ち症、気管支喘息、喉頭疾患
C6 甲状腺腫、喘息、バセドー氏病
C7 動脈硬化、心臓病一般、ムチ打ち症、胃痛、気管支炎、上肢疾患

T1 胸筋、頭痛疾患、血圧亢進症、心臓内膜炎、外膜炎、肺気腫
T2 心臓病一般、動脈硬化、乳汁欠乏
T3 肺結核、肋膜炎、肺炎、一時性窒息
T4 肝臓疾患、胃酸過多、欠乏症、糖尿病、黄疸、肩こり
T5 胃病一般、下痢、悪寒、膵臓炎
T6 胃疾患、血栓、腎臓病一般、肋間神経痛、消化不良ほか
T7 胃疾患、胃潰瘍、食欲不振
T8 肝臓病一般、糖尿病、消化不良
T9 小児マヒ、下肢麻痺、胆石、内蔵疾患
T10 腎臓病一般、リューマチ、貧血
T11 心臓弁膜狭窄症、糖尿病、充血
T12 尿失禁、下痢、熱性病、こしけ

L1 胃腸病一般、便秘、神経性疲労
L2 皮膚炎、貧血、不妊症、肝臓疾患
L3 卵巣疾患、月経閉止、子宮病一般、生殖器疾患、尿道炎
L4 便秘、腰痛、坐骨神経痛、膝関節疾患、痔疾、歩行困難症
L5 痔疾、リューマチ、局所マヒ、足腰の冷え、直腸出血、子宮疾患


S・CO 膀胱、直腸、生殖器疾患、坐骨神経痛、神経性疾患

Cは頸椎、T胸椎、L腰椎、S・COは仙骨、尾骨です。このような症状があるとき、背骨でサブラクセーションが起こっている場合が多いです。

サブラクセーションによる神経の圧迫を放置しますと、その先にある臓器に上手く指令が行き届かなくなり、治癒も遅くなります。また治った症状がまた出てくる場合が多く、症状を悪化させます。

薬や手術などの対症療法だけでなく、根本療法であるカイロプラクティックを同時に受けることで、神経の通りを良くし、カラダの体質から変えることを図ります。

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