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カイロプラクティックのレシピ(その3)

カイロプラクティックのレシピ(その3)

人生のスタートラインとは残酷なものです。全くもって平等ではなく、気づけば四面楚歌。そんなことも知らずに、のうのうと学生気分でいれば、いつの間にか落とし穴や底なし沼に足を踏み入れてしまいます。

大学を中退して手元に残されたものは、「奨学金」という名の500万円の借金でした。働くあてもなく、残された道は独立開業のみ。

それでも、常に心に希望を持ち、マイナスなことは口にしないと決めていました。そのおかげか、たとえ周囲が台風のような状況であっても、不思議と私の周りだけは晴れ間がのぞいていました。

しかし、世間知らずの若者は、社会に出れば格好の獲物です。集客をしようと焦った私は、詐欺に遭い300万円を失いました。「一度騙される奴は、もう一度騙される」と言わんばかりに、さまざまな悪の手が近寄ってきました。

苦しくて、苦しくて……。そんな状況でも、誰にも相談できませんでした。「自分の人生、どこで間違ってしまったのだろう」と自問自答する日々。

心が折れそうになった時、すぐそばには家族がいました。「ここで私が消えてしまえば、残された家族が苦しむ。しっかり立て直さなくては!」――その想いが、私を突き動かしました。

冷静に対処法を考え、とにかく空いている時間は勉強とボランティアに充て、困っている人がいたら迷わず行動に移しました。

開業してしばらくは、働けど働けど手元にお金は残りませんでした。しかし、だからこそ真心で患者さんと接することができたのだと思います。

自分の働きの価値を「金銭」だけで測っていたら、到底やっていけなかったでしょう。「ただ働くこと、それ自体が報酬である」と考え、カイロプラクティックをさせていただける環境に感謝し、来院してくださる皆様に心からの感謝を捧げました。

一寸先は闇。だからこそ、自分の心の灯(ともしび)を消してはいけません。むしろ燃やして、強く輝かせる必要があります。それでも見えるのは自分の足元だけかもしれません。しかし、そこを着実に一歩一歩、前に進んでいくのです。

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