骨には重要な役割があるのを知っていますか?
骨の中に「骨髄」と呼ばれるところがあります。
この骨髄は血をつくる役割があり、こどもの頃は全身の骨で血をつくりますが、大人になるにつれて、血をつくる場所が減ってきます。
青年期を過ぎると大腿骨や脛骨などの長管骨での造血作用はほぼ失われますが、椎骨・胸骨・肋骨などの扁平骨や短骨では失われずに残ります。
活発な造血作用のある骨髄は赤色をしており、赤色骨髄と呼ばれています。造血作用を失ったものは脂肪化し黄色骨髄と呼ばれています。
骨髄には「多能性血液幹細胞」があり、これが血液の全ての細胞成分のもとになります。
つまり、赤血球・血小板・マクロファージ・好中球・好酸球・好塩基球・Tリンパ球・Bリンパ球及びプラズマ細胞のもとになります。
血の中には、ナトリウム・塩素・カリウム・鉄など、海の水と同じような成分が入っています。骨にもカルシウム・リン・マグネシウムなど海の水と同じミネラルが存在しています。
人類は海から陸に上がり、丈夫な骨をつくり進化してきましたが、骨や血という形で海をはこんでいるのです。
私たちの身体はかけがえの無い神秘です。
自然と共存する生活が、身体を健康に保ってくれます。
簡単に人工物に変えたりできるものではありません。
Comentarios