私が3年前にアメリカのテキサスカイロプラクティック大学に行って
解剖実習の時に学んだことをシェアします。
私はカイロプラクターでありながら、人の血を見るのが苦手でした。
日本でカイロプラクターとして活動している中、本場のカイロプラクティックを見たいという思いが強くなっていきました。
実際の人体はどうなっているのか?
アメリカのカイロプラクターはどんな感じなのか?
本やインターネットでは限界があるのを痛感し、アメリカ留学を決断しました。
アメリカと日本のカイロプラクティック界の格差に絶望したのを覚えています。
中でも解剖実習では、知識、学問としての成長だけではなく、人として成長させて頂きました。
タンクという献体さんが入っている箱から引き上げた時、目の前にいる献体さんの存在感に圧倒されました。
アメリカに行く前に、実際に人の身体を解剖するのが怖くて、何度も解剖学のDVDを見返して、慣らしていきました。
グロイとか、気持ち悪いとか、怖いとかならないように...
ですが、目の前に献体さんが現れた時、それは全く違うのだということに気づきました。
実際は、「感謝」しかありません。
目の前にいる方は世界中、どこを探してもいない、唯一無二。
切ってしまったら、もう修復はできません。
その人の人生が詰まっているのです。
未来の医学の発展のために提供したい、また、そのことに同意して下さったご家族がいて。
目に見えない多くのドラマがあって、解剖させて頂けることに感謝しかありません。
献体さんに黙禱を捧げ、パートナーとして解剖させて頂きました。
アメリカで成長した技術や知識を皆様へ提供してしたい気持ちでいっぱいでした。
アメリカ留学から帰ったら、日本で多くのお客様が待っておりました。
私はそこで気づいてしまったのです。
確かに献体さんは解剖してしまえば、元に戻すことはできません。
ですが、今を生きている皆様も私に身体を預けて下さることに。
若輩者の私に身体を委ねて、頼って下さる皆様に感謝を気持ちが溢れてしまいました。
それから、日々の施術に取り組む姿勢を変えることができました。
より良いものを提供すること。
当院の理念
人が輝く明るい未来
美と健康つかむ方法を提案し輝く笑顔の輪を広げます。
症状を診るのではなく人をみます。
常に最新の技術、知識を学び、最適な施術をします。
この理念はカイロプラクターとしての誓いです。
多くの患者様、献体さん、先生達。
多くの支えの中で生きている責任として、施術に取り組む姿勢は一流でいること。
この思いが多くの治療家に伝われば良いなと思います。