先日、東京大学で地域疼痛ケア協会の総会が開催されたので、私前田も参加して来ました。
登壇された先生の中で、特に印象的だったのは東埼玉病院の中野智紀先生。
地域包括ケアについて自身の体験を交えながら、病院としての役割や医師から見る医療制度の欠点などを講演されました。
時代の中で必要なケアというのは大きく変わっていて、病院でもそれ同じでした。
昔の医療と違い、患者さんがQOL(クオリティー オブ ライフ)を目指しており。
医療中心だったケアも、QOLの考えが浸透してからはケアの一部に医療という選択がある。
という時代に変わったと、中野先生はおっしゃっていました。
悩みを解決するのに、医療的なケアでしか対応できないということは、
問題の表面の一部しか解決していないのと同じで、根本的な解決ではなく、むしろ他の問題を悪化させることもある。
今の病院が求められるものとして、全ての悩みを解決できる情報が無いのは病院側からしても、苦いことでしょう。
解決の糸口として、その道のプロ、他業種との提携を持つことで、色んなケースに対応できるようになるのだが、そう簡単にはいかないようです。
実際に他業種と連携し、複雑に絡んだ悩みの解決をしようとしたら、問題が複雑であることは良く理解できたが、全てに対応することや、一つ一つの問題を解決するのは難しいという結論が出てきてしまい。
医療の他業種との連携は逆戻りしてしまった。
そんな中、訪問ケアの中で遭遇した複雑な悩みを抱えた高齢な夫婦と出会い
医療としての無力さを痛感したといいます。
医療では解決できない金銭的、体力的、時間的...問題を前に医療的処置以外はただ寄り添うことしかできない。
ただ寄り添うことしかできなかったが、その高齢な夫婦には感謝をされたといいます。
ケアリング、その人の生きる力に寄り添うことが次世代の医療なのかもしれません。
当院の看板にはプライマリーケアと書いてあります。
プライマリーケアを要約すると、その人の人生に寄り添ったケアになります。
私たちカイロプラクテック、整体だけでなく、プライマリーケアとして、
一人ひとりに合ったケアを目指して参ります。
久喜駅東口徒歩2分ですので、お気軽にお立ち寄りください。
無料相談を受け付けております。
世界で磨いたカイロプラクティックを体験下さい。