坐骨神経痛や下肢の痺れの原因として 下部腰椎(L3〜L5)の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などで神経を圧迫されていると診断される人が多いです。 マッサージ、ストレッチやヨガの後に痛みや痺れの改善を感じる人は多くいるんじゃないでしょうか? それは、ヘルニアや狭窄症自体が治ったわけではありません、その理由は筋膜にあります。 背骨の歪みに合わせ、筋膜間での圧迫がポイントです。 痛み、痺れが起こっている問題の神経の多くは背骨の歪みによる神経圧迫に合わせ、筋膜での神経圧迫が起こることで痛み、痺れが起こるといわれており。 神経の圧迫が二ヶ所ある状態をダブルクラッシュといいますが。 マッサージ、ストレッチ、ヨガなどで固まった筋肉を動かすことによって、筋膜間に体液が流れ込み滑走性が良くなって筋膜間の神経の圧迫がとれるということです。 つまり実際にヘルニア、狭窄症が治ったということではなく、痺れ、痛みの原因の一因を改善したため、症状が緩和されたということです。 急性のヘルニアで、強い神経への圧迫がある場合、自然治癒が働き、マクロファージが飛び出した椎間板を捕食し神経の圧迫をとるため、安静にするのが一番良いです。 強い狭窄症の場合、神経自体の壊死が起こり、細くなるので、その前に調整をするのが良いでしょう。 ゴットハンドやヨガ、ストレッチ、マッサージなど有効なものもありますが 受ける側も、自分の症状がどのレベルなのか、知る努力も必要です。