ここ数年、ある施術に関してずっと考えていたことがある。
仙腸関節を矯正するべきか?そうでないか?
今日、その疑問に私なりの答えが出た。
矯正するべきである。
この仙腸関節は数年前までは不動関節と言われ、動かないとされていた。
しかし、近年数ミリ動くことがわかってきた。
この数ミリの歪みを調整する必要があるのか、ずっと疑問だった。
カイロプラクティックでは初めに骨盤の歪みについて学ぶことが多い、骨盤の後傾、前傾、それに対する検査、矯正技術。
昨今、セラピスト業界で話題の世界を股にかける腰痛治療家は私に新しい考えを与えた。
仙腸関節を矯正しなくても、腰痛は改善するし、可動域も広がる。
わざわざ矯正をしなくても、ソフトな調整で数々の患者を治す姿に魅了され、学び始めた。
そして同時に仙腸関節に対する矯正を休止した。
しかし、そのソフトな調整はそこそこ良くなるが、いまいち決め手に欠けた。
仙骨に対しての矯正は必要に応じてやってきたが、3年間仙腸関節に対しては矯正をしてこなかった。
今日、仙腸関節の可動性をよく認識した。
そして、その仙腸関節に対する矯正の恩恵を実感した。
私はカイロプラクティックの原点でもある仙腸関節の矯正を一周回って、再開したのである。
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