皆さんの認識では全ての歪みはいけないものと思っていませんか?
カイロプラクティックの分野ではサブラクセーションといって、背骨を構成する椎骨のズレ、脱臼とまでは言えないが神経の伝達を阻害する歪みをサブラクセーションと言います。
カイロプラクターはこのサブラクセーションを調整し、身体の機能を正常に保とうとします。
ですが、背骨の歪みの中にはカンパセーション(compensatory subluxation)といって調整してはいけない歪みが存在します。
サブラクセーションが起こると、体は歪みます。
人の身体は地面に直角に立つことで、外部の情報を正確にキャッチすることができますが、サブラクセーションにより、体が傾いたままでは上手く外部の情報をキャッチできません。
また、姿勢的な面でもバランスが悪い状態です。
そこで人体は、自分の背骨を歪ませてバランスをとります。この様にして出来た椎骨の歪みをカンパセーションと呼びます。
カンパセーションや正常な椎骨に対して調整を行うことは、身体のコンディションを悪くする可能性があります。
むやみに椎骨の歪みを矯正していると、その時は気持ち良いかもしれませんが、歪みやすくなってしまうなど「クセ」になりやすいです。
我々カイロプラクターは無駄のない、より安全な矯正をするべきだと思います。
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