子供の姿勢改善ブログ

2020年2月18日

神経の圧迫(痛み、痺れ、麻痺)について

最終更新: 2020年2月21日

神経が圧迫された場合に症状がどの様に変化するか知っていますか?

神経が圧迫された場合、ステージ1で起こるのが痛みです。

因みに痛みを感じることができる神経は全体の10パーセント以下と言われております。

そのため、圧迫が強くても何も感じないことも多くあります。

圧迫されて痛みを発する神経が次のステージ2で起こるのが痺れです。

ですので、痺れを感じている人は慢性的に神経を圧迫している可能性が高いです。

神経に栄養を届ける血液の循環が悪くなっても痺れは起こります。血液循環が悪くなっている原因が血栓、動脈硬化や、心臓病の可能性がある場合は医療機関の診断が必要になります。

そしてステージ3として起こるのが麻痺になります。

この麻痺状態というのが厄介で、自覚症状の無い人が多くいます。

実際には痛みも痺れも感じていないため、分かりづらいですが、神経学的検査や整形外科的テストで見つかります。

このステージ3の人の何が厄介か、3つにまとめます。

まず1つは症状が進行していることです。

長い期間、神経が圧迫されているため、関連のある組織が悪くなっているのです。

カイロプラクティックのアジャストメントが綺麗に入ったとしても、まわりの組織が悪くなっているために、施術後の変化が現れにくいのです。

2つめの理由がこのステージ3にいる人は過労の人が多いためです。

私が今までお会いしたステージ3の人は全て仕事や家事などが忙しい人、ストレスで睡眠の質が悪い人でした。

忙しいことを理由に、来院頻度に空きがでてしまい、効率の良い施術ができないことが多かったです。こういう方は倒れるまで仕事するため、症状も進行し回復にも時間がかかります。

3つめの理由、ここが大きな問題です。

神経の圧迫をステージ別で、ステージ1痛み、ステージ2痺れ、ステージ3麻痺と紹介しましたが、身体が治る過程でこの流れを逆行するのです。

皆さんも自分がステージ3の人だと思って考えてみてください。

若い頃、痛みや痺れで悩んでいたAさん

年齢を重ね、仕事が忙しくなり、気付けば痛みや痺れを感じなくなっていました。

ある時に知り合いの紹介で整体院に行きました。

施術が上手くいけば、今まで感じてなかった痛みを感じるようになります。

次の朝、起きたら痺れが起こってしまうのです。

実際にこういうケースは多くあって、そういう方ほど治療院を転々としてしまうのです。

私のところにもAさんのような方来院されて、以前訪れた治療院の愚痴を聞くのですが、本当は説明不足なだけで、治療自体間違ってないということもあります。

当院では初回の時間は120分と長く敬遠されがちですが、どんなに良い治療を行っても、お客様が理解されていなければ誤解を招くことがあります。

先生とお客様の意思を合致させて施術に入りたい想いがあるのです。

安全性を重視した結果、施術に入る前のカウンセリング、検査の時間を頂いております。

話を戻しますが、神経圧迫のレベルでステージ4というのもあります。

圧迫された神経が壊死を始めている状態です。

このステージ4にいる方は患部を触れるとくすぐったいということ訴えます。

中には医療機関との提携が必要な場合もあります。

今回は神経の圧迫に関して、簡単に説明させて頂きました。

カイロプラクティックでは背骨や骨盤の歪みを矯正して、神経の流れを正常に戻します。

的確な矯正を行うためにも、神経の圧迫がどこで起きているのか、どのレベルの圧迫度合いなのかを検査していきます。

姿勢の歪みだけでなく、神経の状態もチェックしてみましょう。