子供の姿勢改善ブログ

2020年4月20日

代償の歪みカンパセーションについて

皆さんの認識では全ての歪みはいけないものと思っていませんか?

カイロプラクティックの分野ではサブラクセーションといって、背骨を構成する椎骨のズレ、脱臼とまでは言えないが神経の伝達を阻害する歪みをサブラクセーションと言います。

カイロプラクターはこのサブラクセーションを調整し、身体の機能を正常に保とうとします。

ですが、背骨の歪みの中にはカンパセーション(compensatory subluxation)といって調整してはいけない歪みが存在します。

サブラクセーションが起こると、体は歪みます。

人の身体は地面に直角に立つことで、外部の情報を正確にキャッチすることができますが、サブラクセーションにより、体が傾いたままでは上手く外部の情報をキャッチできません。

また、姿勢的な面でもバランスが悪い状態です。

そこで人体は、自分の背骨を歪ませてバランスをとります。この様にして出来た椎骨の歪みをカンパセーションと呼びます。

カンパセーションや正常な椎骨に対して調整を行うことは、身体のコンディションを悪くする可能性があります。

むやみに椎骨の歪みを矯正していると、その時は気持ち良いかもしれませんが、歪みやすくなってしまうなど「クセ」になりやすいです。

我々カイロプラクターは無駄のない、より安全な矯正をするべきだと思います。